2017年2月16日木曜日

1月の読書メーター
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天の川の太陽〈下〉 (中公文庫)天の川の太陽〈下〉 (中公文庫)感想
下巻は、天智天皇崩御あたりから壬申の乱終結まで描かれる。主人公・大海人皇子はもとより、朝廷方も含め、ほとんどの登場人物に性格の滲み出るキャラ設定がなされていて、登場人物の思考・言動などみんな興味深い。 大海人方が着々と戦準備を進めている最中、近江朝方は唐の脅迫的援軍要請を断る対応などに追われており、大海人方の挙兵企図に気づくも時既に遅し。 全体通して思うのは、中大兄皇子の独裁&白村江での大敗が、壬申の乱に帰結したんだろうなぁと思う。言わば、中大兄皇子は歴史の大きな分岐点だったのかもしれないなぁ。
読了日:01月18日 著者:黒岩 重吾

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