6月の読書メーター
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新装版 美貌の女帝 (文春文庫)の感想
主人公は氷高皇女(ひたかのひめみこ)のちに元正天皇。年代的には西暦690年頃~西暦740年頃の歴史小説。
背景としては、壬申の乱を制した天武天皇とその意思を引継いだ持統天皇の政治世界や蘇我氏系皇后の血統がある。氷高は天武・持統の孫で、持統や母の元明天皇からその意志を引き継ぐ形となるが、次第に勢力台頭する藤原氏をいかに抑えて、政治、血統を守るのか?という感じの物語。
大宝律令制定~平城京遷都~元正天皇即位あたりが特に興味深く面白かった。たぶん、長屋王の活躍が描かれているからだな。
読了日:06月07日 著者:永井 路子
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