2017年1月25日水曜日

愛しの7インチ盤<第2回> 恋のときめき/ふたりだけの雨の夜 - 小川知子

愛しの7インチ盤第2回は、・・・こちら!


「恋のときめき/ふたりだけの雨の夜 - 小川知子」です

以前やっていたホームページでも紹介していたので、そちらを見たことある方には「またかー」「それしかないんかー」みたいな感じですが・・・(汗)

これは、シングル盤収集のキッカケになったというか、まだ60'sキューティーポップ聴き始めで、レコードもあまり持ってなかった頃に入手したもの。このシングル盤との出会いは結構影響大きかったかなと思ってます。いまだに非常に愛着ある1枚。

小川知子といえば、谷村新司とのデュエット曲「忘れていいの」をまず思い浮かべる、その程度の知識だったと思います。「忘れていいの」も好きですけどね。

本題に戻りまして・・・このシングル盤のジャケット!真っ赤な背景に、お目目パッチリの端正なお顔、白地に水玉の洋服(ブラウス?ワンピ?)が超キュートで印象的、曲名のフォントもステキ。曲知らなかったけど、ジャケットに魅了されて即買いです。

しかも・・・!!


見開き1枚のポスタージャケ!ミニのワンピース!脚がセクシ~。いや、なんかもう全体的にまぶしいですね・・・。


A面「恋のときめき」
有馬三恵子作詩/鈴木淳作曲/森岡賢一郎編曲

作詞ではなく作詩ね。裏ジャケにそう書いてある。
昭和40年代前半の王道的な流行歌。しっとりとしたムーディーな曲調ですが、ベースが結構低音ズンズン効かせてます。サビにはドラムも入りストリングスとエレキギターでGS調に盛り上がります。でも、全体的には地味・・なんだけど、何度も聴ける味わい深さがあります。
前作のデビュー曲「ゆうべの秘密」が大ヒットしたので、その路線・曲調を踏襲した曲と思われますが、「ゆうべの秘密」と比べるとインパクトに欠けるかな。


B面「ふたりだけの雨の夜」
有馬三恵子作詩/鈴木淳作曲/森岡賢一郎編曲

こちらも同様に昭和40年代前半の王道的な流行歌。この曲も結構地味ですが、A面「恋のときめき」よりはリズミカルなノリ。こちらもベースが低音効かせてます。メロディーとアレンジが私の好みに合うのか、もちろん小川知子の唄声も良いのだが、この曲は初聴でも気に入って、今でもかなり好きな部類の曲。レコード買ったときの思い出補正もあるかもしれないけど。
前奏のテテテン・テテテンって音は、ストリングスのピチカート奏法なのかな?この音がいいムードを出してます。

小川知子の唄声は、パワーとキュートのバランスが良い。パンチは欠けるけど耳にスムーズに入ってくるし、飽きないです。


裏ジャケには、歌詞だけでなく、簡単な譜面も付いていました。歌詞だけじゃない裏ジャケに当たるとちょっと嬉しいですね。

2017年1月11日水曜日

愛しの7インチ盤<第1回> もしも私が/あなたが大好きよ - 小畑ミキ


じゃ~ん、私所有のシングルレコード「もしも私が/あなたが大好きよ - 小畑ミキ」です。

愛しの7インチ盤第1回に先立ち、前説します。

私、もうレコード収集から遠ざかって久しいのですが、特に7インチのシングル盤が好きで集めていました。曲目当てというより、7インチシングル盤というアイテム収集的な感じ。

7インチシングルの何が好きって、やっぱこのコンパクトなちょうど良い大きさのジャケットやレコード盤ですね。ジャケ写、A面曲名、B面曲名、歌手名などの表示配置、フォント、上の「もしも私が」のジャケットなら、STEREO、45RPMのような表記などに、とても魅了されます。
もちろんLPのジャケットも大きさや迫力にも魅了されますけどね。
それから、7 inch45 rpmという数字と単位の組合せがなんとなく好き。12 inch、33_1/3rpmはなんか野暮ったく感じる。(ただの個人的な感覚です。7も45も奇数だからかも)

「愛しの7インチ盤」コーナーでは、私のシングルコレクションを(自慢できるような大したコレクションでもないですが)、自分用の記録がてら紹介していこうと思います。興味持ってもらえたら嬉しいです。前説終わり。


ということで、あらためまして・・・


愛しの7インチ盤、記念すべき第1回は・・・こちら!

「もしも私が/あなたが大好きよ - 小畑ミキ」です。

我が家でLP含めても購入価格が一番高いレコードです。

私がGSや昭和歌謡キューティポップを聴き始めた1999年頃、月刊レコードコレクターのGS特集号や噂で(ネット上の交流で)小畑ミキを知り、聴いてもいないのに絶対自分の好みだと、なぜか確信していました。
60'sキューティポップコレクション・ラブレターエディットというCDに収録されているらしいぞ、でも全然売ってなくて聴けない、そういう時期が続きました。
その後、2000年に60'sビートガールズコレクションというCDが発売され、ようやく小畑ミキを聴くことができたのです。長い間聴きたくても聴けなかった唄が、まさに確信していた通りのものだったので、それは衝撃でした。なかでも「初恋のレター」「あなたが大好きよ」「この花に愛をこめて」が特にお気に入りでした。
また、60'sキューティポップコレクション・ラブレターエディットのCDジャケットは「もしも私が/あなたが大好きよ」のジャケット画像で、これも大変お気に入りでした。
その後、60'sキューティポップコレクションもキング編と東芝編以外は2002年頃に再発され、手に入れることができた。

そういうわけで、「もしも私が/あなたが大好きよ - 小畑ミキ」は、私のマストシングルで、見つけたら多少高額であろうと買わないわけにはいかない・・・。


A面「もしも私が」
作詞:小畑ミキ/作曲:中村泰士

小畑ミキは作詞もするんですよね。
"♪もしも私があなただったら、私に○○してあげるのに・・・"、メルヘンチックなGSメロディーの曲だけど、スカスカなGS伴奏が物悲しい雰囲気を出していて、どうも楽しい妄想ではないようです。かなわぬ恋を綴ったものでしょうか。

しかし、かわいい声、独特の発音・発声、不安定な音程・リズム感・・・
ヘッドホンで聴いてるとめまいがしてきそうな小畑ミキワールドは味わえます。
中村泰士先生は、ちあきなおみ「喝采」等の作曲で有名です。


B面「あなたが大好きよ」
作詞:かしむら左夜子/作曲:高井達雄

小畑ミキ独特の唄声で"♪すき、すき、好きなのよ、あなたが好きよ、・・・"、などと好き好き連発されちゃあね、即KOですよ。反則モノです。
伴奏はGSの楽器オンリーで、エレキっぽいサウンドで爽快。演奏してるのはテイチクのGS、ヴァン・ドッグスかな?(違うかな?)


裏ジャケ画像も貼っておきます。
こういう説明やプロフィールなどもこの当時のレコードの面白いところです!
「ジェーン・ジェーン」の大ヒットで・・・とか書いてるけど、大ヒット・・・?した・・・?
ファン・コーナー(こういう響きも好き)に「小畑ミキのアドレス」とか書いてあるけど、なんの住所なんだろ・・・?

2017年1月7日土曜日

2016年の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2310
ナイス数:95

マスカレード・ホテル (集英社文庫)マスカレード・ホテル (集英社文庫)感想
ひさしぶりに東野圭吾を読んだ。面白かった。長編だけど、本編(連続殺人事件に対してのホテルマンに扮しての潜入捜査)と関係ないホテルのお客トラブルを次々解決していく小話が続く。新田刑事と山岸さんのお互いの態度・距離が近づいていく感が楽しい。本編がなかなか進まない感、これ本編だけだったらものすごい短い話か?とか思いながら読み進める。えぇっ!?能勢刑事、良いキャラですな。新田と山岸さんの今後にも注目したい。
読了日:01月15日 著者:東野 圭吾
ストロベリーナイト (光文社文庫)ストロベリーナイト (光文社文庫)感想
姫川玲子シリーズ1作目。警察小説。といっても、字面ほど堅苦しい感じはない。登場する刑事(十係姫川班のメンバー、所轄の井岡、五係の勝俣など)のキャラがいい。
読了日:01月30日 著者:誉田 哲也
ソウルケイジ (光文社文庫)ソウルケイジ (光文社文庫)感想
姫川玲子シリーズ第2弾。ストーリーも、ミステリーの内容も、第1弾(ストロベリーナイト)より数段面白かった。日下刑事、良いね。仕事ぶりが好きだな、それに比べると姫川の仕事は若いと感じるね。もちろん若いのが悪いという意味ではない。
読了日:02月29日 著者:誉田 哲也
凍りついた香り (幻冬舎文庫)凍りついた香り (幻冬舎文庫)
読了日:10月25日 著者:小川 洋子
天の川の太陽〈上〉 (中公文庫)天の川の太陽〈上〉 (中公文庫)感想
壬申の乱がテーマ。後に壬申の乱で勝利し天武天皇となる大海人皇子を主人公とした大河小説。この時代の知識はあまりないので興味深いし、やはり決戦に至るまでの駆け引き・準備は面白い。 西暦658年から物語は始まる。百済救援派兵、663年の白村江の戦い、天智天皇即位、大友皇子の台頭・天智天皇からの盲愛、中臣鎌足の死亡などを経て・・・671年秋、ついに自分の舎人達に、挙兵して自らの手で天皇の座を取ることを打ち明けるまで。下巻が楽しみ!
読了日:11月26日 著者:黒岩 重吾

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